レンタルオフィス 札幌市 賃貸 理学療法・作業療法・言語療法の勉強に役立つリハビリテーション本専門店【Amazon】 結果の出せる整形外科理学療法―運動連鎖から全身をみる

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結果の出せる整形外科理学療法―運動連鎖から全身をみる

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結果の出せる整形外科理学療法―運動連鎖から全身をみる
【内容】
理学療法のなかで「ヒトの動き,運動連鎖をどうとらえ,また分析するか,それに基づきどのように理学療法を進めていくか」について,著者らが日頃より実践している,独自の障害・痛みに対するアプローチ法,理学療法のノウ・ハウを解説する一冊。
・人間の全身の動きと役割を理解し(とらえ方)
・患者の動きを分析し(考え方)       
・理学療法で効果を上げているか(結果の出し方) 
を主泣として写真や図を多用しながら,どのようにすれば良い結果(構造structureと機能function,特に機能の維持・回復)が出せるのか(結果の出し方),著者らの今までの豊富な臨床経験に基づき,理学療法の進め方について解説する。
【序文】
12年前にそれぞれの道を進むことになるその以前からの経緯でも,我々3名で初めて一緒に仕事をすることになったのが本著である。同時に職場にいたのはわずか5年間であるが,全く別の視点で「理学療法」を粒粒辛苦の基礎造りを一緒にしたのだと今は多少感慨深い思いがある。
 入谷 誠,山口光國両氏は今まで自分が会った理学療法士のなかで群を抜いて独創的な2名である。本当に圧倒的な臨床力を有している。模倣を嫌い意地を張って仕事をしてきた二人である。私自身はこの両名に出会うことがなかったら仕事を低い次元で考えていたと確信をもって言える。一緒に働いていたとき「絶対にこのふたりには負けたくない」という強い意識で仕事をしていたように思う。しかし,負けたくないという意識は,一緒に働いていたときには私自身口にしなかった。講演に行って懇親を深める場で,時折3名の関係を聞かれるときがあり,正直にその話をすると,「その話,先月講演に来られた入谷先生あるいは山口先生も同じこと仰ってましたよ」と聞かされたことが一度や二度ではない。その度に「なんだ。そんなこと思ってたのか!」と嬉しく,不思議な信頼感を感じてきた。知識豊富な人は大勢いるように思うが,技術を自分の想像力で発展させてきたことに関して私の出会った理学療法士で最高のふたりである。
 我々が一緒に仕事をした,昭和大学藤が丘病院,昭和大学藤が丘リハビリテーション病院では,当時非常に力の強かった黒木良克整形外科教授と我々共通の恩師,山嵜 勉先生がとても近い関係であった。たくさんの整形外科医との論議と山嵜先生の影響で,発展途上の技術開発の場では,「模倣だけでは駄目」であることを教え続けられたのだと思う。山嵜先生から毎日毎日「理学療法ってのは……」と言われ続ける話を聞かなくて済むために各々の世界に入っていったような気もする。
 我が国の理学療法の歴史は,欧米輸入の現在完了進行形であり,さらに現在はコンプライアンス,リスクマネージメント,エビデンスなどの重要性が謳われている時代である。テクノロジーを基盤とする職業である以上,それらの流れを否定する気はないが,理学療法のような未だ技術基盤の薄い分野ではもうしばらく混沌とした時代を続ける必要があるように思う。何故なら,理学療法は薬の処方のようには同条件にならない,半無体系的な理論を基盤に証拠といわれてもピンとこないのである。結果主義の功罪を論じる前に,患者の変化がみられないことに対する自己嫌悪から避けるために空理空論をしているだけは展開する力に欠けるように思う。もっともっと作り出す力が必要なのではないだろうか。自分で展開する力が無いと,大きい体系に入り込んで安心する傾向は今も強い。時代の流れで教員をしている人のうち,一体どれくらいの割合の人が,臨床の専門家の前で唸らせる内容を有しているのか。学生の前だけでしか話をすることのできない専門家など普通はいないはずである。それくらい理学療法は個人の力にばらつきの大きい仕事であると思う。基盤が希薄だからである。
 理学療法はapplied scienceであると私は思う。実学としての還元対象つまりは患者に対して強く意識をしないと技術を高める努力の対象が曖昧になってしまう。したがって本著の模倣はあまり価値が無いと思う。若い理学療法士の踏み石となってもう少し創り出す時代が続けば,体系の糸口がみつかり踏み石冥利に尽きると我々(相談はしていないが)は考えている。
文京学院大学 保健医療技術学部
福井 勉
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